最近、NISAと相続について整理する機会があった。
結論から言うと、
👉 NISAと相続は完全に別物だ
ここを曖昧にしていると、将来の判断を間違える。
今回は、自分の理解と実際に取っている対策をまとめておく。
① NISAは相続できない
まず大前提。
NISA口座はそのまま相続することはできない。
被相続人が亡くなった時点で
👉 非課税枠は終了する
その後はどうなるかというと、
👉 課税口座(特定口座など)に移管される
つまり、
- NISA → NISAで引き継ぐことはできない
- NISA → 課税口座へ移行される
ここは最初に押さえておくべきポイントだ。
② 相続時は取得価格がリセットされる
ここはかなり重要なポイントだ。
相続時には取得価格が
👉 その時の時価にリセットされる
例えば、
- 100万円で購入
- 300万円に成長
- 相続時の評価額が300万円
この場合、
👉 取得価格は300万円になる
つまり、過去の含み益(200万円)には課税されない。
この仕組みを理解していないと、無駄な売却をしてしまう可能性がある。
③ 売るか持つかは戦略次第だ
相続後の選択肢はシンプルだ。
- すぐ売却する → 税金はかからない
- 保有し続ける → 将来の利益に課税される
自分の結論は明確だ。
👉 長期投資であればそのまま保有でいい
S&P500などのインデックス投資であれば、無理に売る必要はない。
④ 相続税とNISAは別ルールだ
ここも誤解しやすいポイントだ。
👉 NISAであっても相続税は普通にかかる
非課税なのはあくまで運用益だけであり、
相続そのものは別の税制で扱われる。
⑤ 我が家の具体的な対策
今回の整理を踏まえて、我が家では以下の対応をしている。
・生命保険で非課税枠を活用
生命保険には
👉 500万円 × 法定相続人
の非課税枠がある。
現在は
- 1,000万円(不慮時2,000万円)の保険に加入
最低限の対策としては十分だと判断している。
・夫婦でNISA運用(実質的な資産移転)
妻の証券口座を準備し、
👉 年間60万円(ボーナス時30万×2回)を渡して運用している
これは税制上は生前贈与にあたるが、
- 年110万円以内で非課税
- 長期運用で資産分散
という意味で合理的な方法だ。
・子どもには「資産」ではなく「スキル」を残す
息子には、
- 大学資金の追加支援(300万円)
- その代わりに積立投資を実践させる
という形を考えている。
👉 バイト収入から月1〜3万円を積立
重要なのは、
👉 自分で資産を増やせる力を持たせることだ
まとめ
今回のポイントはシンプルだ。
- NISAは相続できない
- 相続時に取得価格はリセットされる
- 売却タイミングは自由だ
- 相続税は別で考える必要がある
そして最も重要なのは、
👉 資産を残すのではなく、力を残すことだ
今後も、投資・家計・家族全体を一つの視点で捉えながら、資産設計を続けていく。


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