雨の日こそ、山は贅沢になる|城山湖で過ごした静かな時間

バイク・アウトドア

先日の休み。
本当は埼玉の幸手権現堂桜堤へ花見に行く予定だった。

約1km続く桜のトンネル。
この時期、一度は歩いてみたいと思っていた場所だ。

ただ、天気はあいにくの雨予報。
無理をして遠出するよりも、今回は近場で静かな時間を過ごすことにした。

向かった先は、城山湖。

結果的に、この選択は大正解だった。


雨音に包まれる、東屋の時間

山道の途中にある「ふれあい休憩所」の東屋。
屋根に当たる雨の音が、心地よいリズムを刻んでいる。

誰もいない空間。
聞こえるのは、雨音と風に揺れる木々の音だけ。

こういう時間は、街ではなかなか手に入らない。


山でコーヒーを淹れるという贅沢

ザックから取り出したのは、いつものクッカーとストーブ。
静かにお湯を沸かし、コーヒーを淹れる。

ただそれだけのことなのに、なぜこんなにも満たされるのか。

カップを手に取り、一口。

雨の日の山で飲むコーヒーは、いつもより少しだけ深く感じる。

これが、自分にとっての「贅沢な時間」なんだと思う。


満開じゃなくてもいい桜

帰り道、ふと目に入った桜。

桜といえば、満開の名所や賑わいを想像しがちだが、
こうして静かに咲く一本の桜も、また違った良さがある。

曇り空と雨に包まれたその姿は、どこか控えめで美しかった。


登る山から、味わう山へ

登山を始めた頃は、とにかく「登ること」が目的だった。

どこまで行けるか。
どれだけ高く登れるか。

そんなことばかり考えていた気がする。

でも最近は違う。

山の中でどう過ごすか。
どんな時間を味わうか。

そんなことを大切にしている自分がいる。


雨の日の山は、実は贅沢だ

晴れの日の景色もいい。
でも、雨の日にしか味わえない静けさがある。

人が少なく、音が研ぎ澄まされる空間。
そこで過ごすひとときは、思っている以上に豊かだ。

遠くの名所に行けなかったとしても、
近くの山で、こんな時間が過ごせる。

それだけで、十分すぎる休日だった。


次はどんな時間を、山で味わおうか。

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