最近、企業型の確定拠出年金(DC)の掛金上限が見直される、という話を耳にした。
正直に言うと、最初は「ふーん」で終わりかけた。
でもよく考えると、これは僕たち40代後半〜50代サラリーマンにとって、けっこう重要な話かもしれない。
今日は、自分の数字をさらしながら、冷静に考えてみたい。
僕の現在地
僕は48歳。
今年49歳になる。
いまの企業型DCはこんな感じだ。
- 会社拠出:27,500円
- 自己拠出:17,500円
- 合計:45,000円/月
- 残高:約320万円
毎月コツコツ積み上げてきたお金だ。
いまは投資信託で運用しているが、基本は長期前提。
60歳までは引き出せない。
つまりこれは「強制的に老後へ送金される資金」だ。
上限が上がると何が起きる?
仮に掛金上限が引き上げられて、自己拠出を増やせるようになったらどうなるか。
一番大きいのは、やはり「所得控除」だ。
掛けた分だけ課税所得が下がる。
これは会社員にとってはかなり強い。
例えば、仮に月1万円増やせば、
年間12万円の所得控除になる。
税率にもよるが、体感としては“確実に得する仕組み”だ。
ここだけを見ると、
「増やさない理由はない」ように見える。
でも、引き出せないという現実
ただ、冷静に考える。
このお金は60歳まで動かせない。
僕はあと11年。
長いようで短い。
でも人生は何があるかわからない。
- 子どもの進学
- 家の修繕
- 親の介護
- 自分の健康
資金の流動性は、やはり大事だ。
税制メリットがあっても、
「触れないお金」が増えすぎるのは少し怖い。
NISAとの優先順位
いま僕は、新NISAも並行して積み立てている。
NISAは非課税。
しかも、必要なら取り崩せる。
自由度が高い。
だから僕の中では、
- DC=老後専用の強制装置
- NISA=自由度のある資産形成
という位置づけになっている。
上限が上がったからといって、
即座にDCへ全振りするのは少し違う気がしている。
僕のいまの仮結論
現時点での僕の考えはこうだ。
- 法改正の詳細が確定するまで様子を見る
- 生活防衛資金は厚めに確保
- 投資の主軸は引き続きNISA
- DCは“堅実な老後エンジン”として維持
増やすとしても、バランスを見てから。
焦らない。
制度は味方につけるが、振り回されない。
60歳を見据えて
僕はあと11年で60歳。
そのとき、
「もっと掛けておけばよかった」と思うか、
「バランスを取ってよかった」と思うか。
正解は未来にしかわからない。
だからこそ今は、
制度の変更に飛びつくのではなく、
自分の人生設計の中にどう組み込むかを考えたい。
今回の上限見直しは、確かに追い風かもしれない。
でも、追い風に乗るかどうかは、
自分の足元を見てから決めればいい。
僕はそう思っている。

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